握られて出来て食い付く鮨の飯
―洒落本『青桜松之裡』
神無月晦日
由美ママの夕餉は、
数十年ぶりに神宮前の江戸前寿司屋【おけいすし】へ!
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由美ママは
三十年くらい前、【おけいすし】の常連だったA氏と訪れて以来の訪問。
看板の文字はそのままでしたが、
一年前、ビルの建て替えにより、すぐそばの現在の場所に移転されました。
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1978年創業の【おけいすし】店主 鈴木正志氏は、宮城県大河原町生まれ。
19歳で宮城より上京後、寿司屋の門を潜る。
『徳間書店』故徳間康快氏経営の新橋の名店【栃ノ海】や
、銀座の名店【京すし】【美よし鮨】などでの修業後、
31歳で藤田嗣治の弟子である著名な画家 高沢圭一氏に見出され、
圭一の“けい”から【おけいすし】と名付けられました。
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【おけいすし】の流儀は、
旬のネタに、漬け・〆・煮・炙り・焼きなどの手間をかけて、
活きのよさだけでは味わえない究極の「江戸前握り」の真髄を味わえます。
移転後の【おけいすし】は、
「キラー通り」から奥まったビルの1階に位置しますが、
カウンターと個室のみで、さらに“隠れ家的”な存在に!
由美ママは、懐かしさに浸りながら、
当時と変わらぬ“粋な”親方の“活きな”江戸前鮨の一品一品を堪能しました。
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鈴木正志親方&伊藤由美ママ!
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この夜の【おけいすし】!
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ワインはスイスワインのみ!
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